揚げ物で油はねしない方法|キッチンを汚さず安全に揚げるコツを解説

油で汚れていないきれいなキッチン 油ハネ対策
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「揚げ物は好きだけど、油はねが怖い……」

そんな理由で、家で揚げ物をする回数が減っていませんか?

油はねは、やけどの原因になるだけでなく、コンロ周りをベタベタに汚してしまいます。

その結果、「掃除が面倒だから揚げ物はやりたくない」と感じる人も少なくありません。

しかし、油はねにはきちんとした原因があり、いくつかのポイントを押さえるだけで大幅に減らせます。

この記事では、油はねの原因から具体的な防止方法、後片付けをラクにするコツまでわかりやすく解説します。

揚げ物で油はねが起こる原因

揚げ物をしていると、「バチッ!」と油が飛んできて驚くことがありますよね。

実は、油はねにはきちんとした原因があります。

まずは、なぜ油が飛び散るのかを見ていきましょう。

食材の水分が油にはねるため

油はねの最大の原因は、食材についている水分です。

高温の油に水分が入ると、一気に水蒸気へ変わろうとします。

その勢いで油が押し上げられ、「バチバチッ」と飛び散ってしまうのです。

例えば、次のような食材は注意が必要です。

  • 洗ったばかりの野菜
  • 解凍した肉や魚
  • 水気が残ったきのこ類
  • キッチンペーパーで十分に拭いていない食材

見た目には乾いているように見えても、表面に水分が残っていることは少なくありません。

下味や霜などの水分も原因になる

食材そのものの水分だけでなく、下味や霜も油はねの原因になります。

特に唐揚げは要注意です。

下味に使う調味料には水分が含まれているため、そのまま揚げると油が飛び散りやすくなります。

例えば、

  • 醤油
  • みりん
  • にんにくチューブ
  • しょうがチューブ

などです。

また、冷凍食品についている霜も見逃せません。

そのまま油へ入れると、一気に蒸発して大きな油はねにつながることがあります。

ししとうやイカなどは破裂しやすい

油はねの原因は水分だけではありません。

食材によっては、加熱による破裂が原因で油が飛び散ることがあります。

代表的なのが次のような食材です。

  • ししとう
  • イカ
  • オクラ
  • エビ

これらの食材は内部に空気や水分を含んでいます。

加熱によって内部の圧力が高まると、

「パンッ!」

と破裂することがあるのです。

破裂した瞬間に中の水分が油へ飛び出し、大きな油はねを起こしてしまいます。

私もししとうを何も考えずに揚げたとき、突然大きな音がして驚いたことがあります。

次は、揚げ物で油はねしないための下準備について詳しく見ていきましょう。

揚げ物で油はねしないための下準備

揚げ物の油はねは、揚げる前の下準備で大きく減らせます。

食材の水分を拭き取ったり、冷凍食品の霜を取ったりするだけでも効果があります。

まずは、油はねを防ぐための下準備から見ていきましょう。

食材の水分をしっかり拭き取る

油はねの最大の原因は、食材についている水分です。

野菜や肉、魚などを洗ったあとに水分が残っていると、高温の油に入れた瞬間に油はねが起こりやすくなります。

揚げる前には、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取っておきましょう。

私も以前は水分をあまり気にしていませんでした。

しかし、キッチンペーパーでしっかり拭くようになってからは「バチッ」と飛ぶ回数がかなり減ったと感じています。

気をつけるポイントはこちらです。

  • 表面だけでなく裏側の水分も拭く
  • 肉や魚のドリップも取り除く
  • 洗った野菜は水切りしてから使う
  • 水分が多い食材ほど丁寧に拭く

このひと手間だけでも、油はねをかなり減らせます。

冷凍食品は霜を取ってから揚げる

冷凍食品についている霜も油はねの原因になります。

霜は小さく見えても水分そのものです。

そのまま油へ入れると、一気に蒸発して油が飛び散りやすくなります。

気をつけるポイントはこちらです。

  • 表面の霜はできるだけ取り除く
  • キッチンペーパーで軽く押さえる
  • 解凍時に出た水分を拭く
  • 調理表示がある場合は説明書を優先する

下味の余分な水分を落とす

唐揚げなどの下味には水分が含まれています。

表面に調味液が多く残っていると、油はねが起こりやすくなります。

揚げる前に余分な調味液だけを取り除いておきましょう。

気をつけるポイントはこちらです。

  • 醤油や酒が表面に残りすぎないようにする
  • キッチンペーパーで軽く押さえる
  • 味まで拭き取らないようにする
  • 漬け込み液が多い場合は少し切ってから揚げる

破裂しやすい食材には切り込みを入れる

ししとうやイカは、加熱によって内部の圧力が高まり破裂することがあります。

破裂すると大きな油はねにつながるため注意が必要です。

こうした食材を揚げるときは、あらかじめ包丁で小さな切り込みを入れておくのがおすすめです。

空気や蒸気の逃げ道ができるため、破裂による油はねを防ぎやすくなりますよ。

気をつけるポイントはこちらです。

  • ししとうは縦に1〜2か所切り込みを入れる
  • イカは表面に浅く切れ目を入れる
  • オクラやエビも状態によっては切り込みを入れる
  • 深く切りすぎないようにする

油はねしやすい食材一覧

油はねが起こりやすい食材を知っておくと、事前に対策しやすくなります。

破裂しやすい代表的な食材をまとめると次のとおりです。

食材油はねしやすい理由対策
ししとう破裂しやすい切り込みを入れる
イカ水分や空気を含む切り込みを入れる
エビ水分が残りやすい水気を拭く
オクラ内部の水分が多い水気を拭く
冷凍食品霜が付いている霜を取る
ナス水分が多い水気を拭く

「この食材は油はねしやすいんだな」と知っているだけでも、心の準備ができます。

油はねは完全になくせなくても、原因を理解して対策することで大幅に減らすことが可能です。

菜箸やトングも乾かしておく

実は、調理器具についた水滴も油はねの原因になります。

食材だけでなく、器具の状態も確認しておきましょう。

気をつけるポイントはこちらです。

  • 菜箸の先端に水滴が残っていないか確認する
  • トングを洗った直後はよく乾かす
  • 揚げ網やバットの水分も拭き取る
  • 調理途中で濡れた器具を使わない

揚げ物で油はねしない揚げ方のコツ

食材の水分をしっかり取り除いても、揚げ方によっては油はねが起こることがあります。

反対に、揚げるときのちょっとしたコツを意識するだけで、油はねをさらに減らすことができます。

どれも難しいことではありませんので、普段の揚げ物に取り入れてみてくださいね。

深型の鍋やフライパンを使う

油はねが気になるなら、できるだけ深型の鍋やフライパンを使うのがおすすめです。

浅いフライパンは油の表面と鍋の縁の距離が近いため、飛び散った油が外へ出やすくなります。

一方で深型の鍋なら、鍋の壁が油の飛び散りを防いでくれます。

特に次のような調理器具は油はね対策に向いています。

  • 天ぷら鍋
  • 深型フライパン
  • 揚げ物専用鍋

コンロ周りの汚れを減らしたい方は、まず鍋選びから見直してみましょう。

油は鍋の半分以上入れない

油は多ければ多いほど良いというわけではありません。

油を入れすぎると、食材を入れたときに油面が上がり、飛び散りやすくなります。

安全のためにも、油の量は適量を守ることが大切です。

目安としては次のくらいがおすすめです。

  • 鍋の3分の1程度
  • 多くても半分程度まで

油の入れすぎは、油はねだけでなく吹きこぼれの原因にもなるので注意してくださいね。

油温は170〜180℃を目安にする

油温が適切でないと、油はねが起こりやすくなります。

温度が低すぎると食材から出た水分が残りやすくなり、高すぎると急激に水分が蒸発して油が飛び散ることがあります。

一般的な揚げ物なら、170〜180℃程度が目安です。

温度計がない場合は、

  • 衣を少し落としてすぐ浮いてくる
  • 菜箸を入れると細かい泡が出る

といった状態を参考にするとよいでしょう。

適切な油温を保つことで、カラッとおいしく揚がりやすくなります。

焦って食材を入れすぎると油温が下がり、かえって油はねしやすくなりました。

少量ずつ揚げるほうが結果的にはラクでした。

食材はそっと油へ入れる

食材を勢いよく落とすと、その衝撃で油が飛び散ってしまいます。

揚げるときは、できるだけ油の近くまで食材を持っていき、そっと入れるようにしましょう。

特に意識したいポイントはこちらです。

  • 高い位置から落とさない
  • 鍋の奥側から入れる
  • 静かに滑らせるように入れる

少し意識するだけでも、最初の油はねを減らせます。

一度に入れすぎない

早く揚げたいからといって、一度にたくさんの食材を入れるのはおすすめできません。

食材を入れすぎると油温が下がり、油はねの原因になります。

また、揚がりムラができることもあります。

揚げるときは、

  • 鍋いっぱいに詰め込まない
  • 数回に分けて揚げる
  • 油温が下がりすぎないようにする

ことを意識してみてください。

少量ずつ揚げるほうが油はねを防ぎやすく、仕上がりもきれいになります。

揚げ焼きでも油はねを防ぐ方法

揚げ焼きは油の量が少ないため、後片付けがラクなのが魅力です。

ただし、やり方によっては油が飛び散りやすくなることもあります。

ここでは、揚げ焼きで油はねを減らすコツを紹介します。

フライパンの奥側から入れる

揚げ焼きをするときは、食材をフライパンの奥側から入れるのがおすすめです。

手前から入れると、油が飛んだときに自分のほうへ飛んできやすくなります。

食材を入れるときは、

  • 油の近くまでゆっくり近づける
  • 奥側へそっと置くように入れる
  • 高い位置から落とさない

ことを意識してみましょう。

少し気を付けるだけでも、油はねの怖さを減らせます。

少量の油ほど温度管理を意識する

揚げ焼きは油の量が少ないため、温度が変化しやすいのが特徴です。

食材を一度に入れすぎると油温が下がり、油はねの原因になることがあります。

揚げ焼きをするときは、

  • 一度にたくさん入れない
  • 中火を基本にする
  • 油温が下がりすぎないようにする

ことが大切です。

少量の油でも温度を安定させることで、油はねを防ぎやすくなりますよ。

オイルスクリーンを活用する

油はねが特に気になる場合は、オイルスクリーン(油はね防止ネットという場合もあります)を使う方法もあります。

ネットをフライパンの上に置くだけなので、手軽に取り入れられるのがメリットです。

油はね防止ネットには、

  • 飛び散る油を防ぐ
  • コンロ周りの汚れを減らす
  • やけどのリスクを減らす

といった効果が期待できます。

揚げ物や揚げ焼きをする機会が多い方は、一つ持っておくと便利ですよ。

やってはいけないNG行動

油はねを防ぐためには、対策だけでなく避けたい行動を知っておくことも大切です。

何気なくやっていることが、実は油はねの原因になっている場合があります。

ここでは、揚げ物中に避けたいNG行動を紹介します。

揚げ物中にフタをする

油が飛び散るのを防ぐために、フタをしたくなることがありますよね。

しかし、揚げ物中にフタをするのはおすすめできません。

フタの裏側には蒸気がたまり、やがて水滴になります。

その水滴が油の中へ落ちると、かえって油はねがひどくなることがあるのです。

また、フタをすると食材から出た蒸気がこもるため、

  • 衣がベチャッとしやすい
  • カラッと揚がりにくい
  • 油はねの原因になる

といったデメリットもあります。

油はね対策には、フタではなくオイルスクリーンを使うのがおすすめです。

濡れた器具を使う

食材の水分には気を付けていても、器具の水分を見落としてしまうことがあります。

菜箸やトングについた水滴も、油はねの原因になります。

特に洗った直後の器具は注意が必要です。

揚げ物を始める前には、

  • 菜箸
  • トング
  • 揚げ網
  • バット

などがしっかり乾いているか確認しておきましょう。

ほんの少しの水滴でも、熱い油の中では大きな油はねにつながることがあります。

油はねを防ぐと後片付けがラクになる

油はね対策のメリットは、やけど防止だけではありません。

実は、後片付けの負担を減らせることも大きな魅力です。

ここでは、油はねを防ぐことで得られるメリットを紹介します。

コンロ周りのベタつきが減る

揚げ物のあとにコンロ周りがベタベタになるの、飛び散った油が壁やコンロに付着するためです。

油はねを減らせれば、汚れの広がりも抑えられます。

特に、

  • コンロ周り
  • レンジフード

などは汚れやすい場所です。

油はね対策をするだけで、揚げ物後のベタつきが気になりにくくなります。

掃除時間を短縮できる

油汚れは時間が経つほど落としにくくなります。

そのため、揚げ物のたびに掃除が大変だと感じている方も多いでしょう。

しかし、油はねが少なければ掃除する範囲も少なくなります。

サッと拭くだけで済むことも増えるため、

  • コンロ掃除の時間が減る
  • 壁の拭き掃除がラクになる
  • キッチン全体の片付けが早く終わる

といったメリットがあります。

少しの工夫が、毎回の家事負担を軽くしてくれますよ。

揚げ物への心理的ハードルが下がる

「揚げ物は好きだけど、後片付けが面倒だから作りたくない」

実際に、揚げ物を避ける理由として油汚れや掃除の大変さを挙げる人は少なくありません。

しかし、油はねが減るとキッチンの汚れも少なくなります。

すると、

「これなら揚げ物を作っても大丈夫かも」

と思えるようになります。

揚げ物への負担感が減れば、家で揚げたてのおいしい料理を楽しむ機会も増えていくでしょう。

飛び散った油をラクに掃除する方法

どれだけ気を付けていても、油はねを完全になくすことは難しいものです。

だからこそ、汚れをため込まずに掃除するコツを知っておくと後片付けがグッとラクになります。

ここでは、飛び散った油を効率よく掃除する方法を紹介します。

温かいうちに拭き取る

油汚れは冷えて固まる前に拭き取るのがおすすめです。

揚げ物が終わった直後の油はまだやわらかいため、軽く拭くだけでも汚れを落としやすくなります。

反対に、そのまま放置するとベタつきが強くなり、掃除の手間が増えてしまいます。

私は揚げ物に疲れて後回しにして失敗したことがあります。

翌日になると油が固まってしまい、掃除の手間が何倍にも増えてしまいました。

揚げ物が終わったら、コンロ周りや調理台をサッと拭いておくと後片付けがラクになりますよ。

アルカリ性洗剤を使う

油汚れがしつこい場合は、アルカリ性洗剤を使うと落としやすくなります。

油汚れは酸性の性質を持っているため、アルカリ性の洗剤と相性が良いからです。

水拭きだけでは落ちないベタつきも、洗剤を使うことでスッキリきれいになることがあります。

汚れが気になるときは、無理にこすらず洗剤の力を借りるのがおすすめです。

キッチンペーパーを活用する

飛び散った油を掃除するときは、最初にキッチンペーパーで油を吸い取ると効率的です。

いきなり布巾で拭くと、油が広がってしまうことがあります。

まずはキッチンペーパーで表面の油を取り除き、その後に洗剤や水拭きをすると汚れを落としやすくなります。

キッチンペーパーは手軽に使えるので、揚げ物後の掃除には欠かせないアイテムといえるでしょう。

よくある質問

最後に、揚げ物の油はねについてよくある質問にお答えします。

冷凍食品はそのまま揚げてもいい?

基本的には商品のパッケージに記載された調理方法に従いましょう。

「凍ったまま調理してください」と書かれている商品は、そのまま揚げても問題ありません。

ただし、表面に霜が多く付いている場合は、軽く取り除いておくと油はねを減らせます。

また、冷凍食品を油へ入れるときは、高い位置から落とさず、そっと入れることも大切です。

油はね防止ネット(オイルスクリーン)は本当に効果がある?

油はね防止ネットは、飛び散る油を抑える効果が期待できます。

フタとは違い、蒸気を逃がしながら油だけをガードできるのが特徴です。

そのため、揚げ物がベチャッとなりにくく、コンロ周りの汚れ対策にも役立ちます。

油はねや掃除の負担を減らしたい方には、取り入れやすい便利グッズのひとつです。

油はねしにくい油はある?

はい。油はねを抑えることを特徴にした食用油も販売されています。

例えば、J-オイルミルズの「AJINOMOTO ダブルハーフ」は、メーカーによると調理中の油はねを低減できるとされています。

ただし、油はねの主な原因は食材や器具の水分です。まずは水分対策を行い、そのうえで試してみるのがおすすめです。

まとめ

揚げ物の油はねは、ちょっとした工夫で大きく減らせます。

今回紹介したポイントをもう一度まとめると、

  • 食材の水分をしっかり拭き取る
  • 冷凍食品の霜を取り除く
  • ししとうやイカには切り込みを入れる
  • 深型の鍋やフライパンを使う
  • 油温を170〜180℃に保つ
  • 食材をそっと油へ入れる
  • オイルスクリーンを活用する

といった方法が効果的です。

「揚げ物は油が飛び散るから苦手…」と感じている方も多いと思います。

しかし、原因を知って正しく対策すれば、油はねはかなり減らせます。

まずはできそうなものから1つ試してみてください。

揚げ物のストレスを減らして、おいしい揚げたて料理を気軽に楽しみましょう。

参考文献・引用元リスト

ZOJIRUSHI暮らしのかくし味「揚げ物の油はねを減らす!油はねの原因と5つの予防方法をご紹介」
日清オイリオsキッチン「揚げ物は「めんどう、こわい」と思われがち。でも、コツさえつかめば意外にカンタン!」

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